YH-250-V-LH
低床式竪型射出成形機
新設計構造
2プラテン型締め構造
低床ワークテーブル
ワークテーブル高さを低減
人間工学に配慮した操作性
実際の生産ニーズに基づいた設計
従来の大型竪型射出成形機では、型締め構造の配置により、金型の作業エリアが比較的高い位置に設けられている場合があります。インサートの手作業による投入、成形品の取り出し、金型へのアクセスなどを頻繁に行う用途では、この作業高さが生産ラインにおける重要な検討事項となります。本機は、横型射出成形機の2プラテン構造のコンセプトを採用し、型締ユニットと機台ベースを再配置することでワークテーブルを低く設定。インサートの投入、成形品の取り出し、金型交換をより自然な作業高さで行えるようにしました。
なぜワークテーブルの高さを見直すのか
作業者がインサートの投入、成形品の取り出し、金型作業を手作業で行う生産現場では、ワークテーブルの高さが人間工学的な作業性と操作性に直接影響します。作業者が長時間にわたって腰を曲げたり、つま先立ちになったりする必要がある場合、作業効率が低下するだけでなく、長期的には疲労の蓄積につながります。また、一部の工場では作業用の架台を別途設置する必要があり、かえって安全上のリスクが増える場合があります。
ワークテーブルを低くすることで、作業者は昇降したり、高さを補うための架台を使用したりすることなく、インサートの投入や成形品の取り出しを行えます。また、生産ラインにロボットやコンベヤなどを組み込む場合でも、高い機械に合わせて周辺設備を追加でかさ上げする必要がなく、全体のレイアウトをよりシンプルに構成できます。
従来構造|高床ワークテーブル
3プラテン構造の配置により、作業エリアが高い位置に設定
最適化構造|低床ワークテーブル
構造を再設計し、ワークテーブルを低い位置に配置
構造をどのように変更したのか
01. 新設計構造
横型射出成形機の2プラテン構造のコンセプトを採用し、従来の3プラテン構造を簡素化。4組の型締機構により、射出工程中に安定した型締力を確保するとともに、型締ユニットを機械構造に一体化しています。
02. 低床ワークテーブル
ワークテーブルを低い位置に配置することで、材料の投入・取り出し、インサートのセット、金型作業を行う際に、作業者が手や腕を高く伸ばす必要がありません。
03. 人間工学に配慮した操作性
実際の作業ニーズを設計の基本として、作業高さと作業者の負担を低減し、金型の取り付け・取り外し作業をより省力化し、安全性を向上させています。
04. 型開きストローク調整可能
一般的な射出成形機の型締油圧シリンダーにおける固定ストロークの制限を受けず、必要に応じて型開きストロークを延長する仕様に変更できます。また、ワークテーブルの高さを維持したまま、より大型の金型にも対応できます。
なぜ「竪型型締+横型射出」ではないのか
ワークテーブルを低くする方法として、市場では竪型型締と横型射出を組み合わせる方式も一般的です。この方式では確かにテーブルを低くできますが、射出材が金型の側面から流入するため、コールドランナーやスプルーまでの流路が長くなり、金型設計や成形品形状により多くの制約が生じます。ホットランナーシステムを採用することでコールドランナーの長さを短縮またはなくすことはできますが、金型の構造とコストが増加し、温度制御やシール性についても追加の検討が必要になります。
低床ワークテーブル竪型射出成形機は、竪型型締と竪型射出の構成を維持することで、これらのトレードオフを避けながら低いワークテーブルを実現しています。
従来型ワークテーブル vs. 低床ワークテーブル
同一型締力条件で比較。
| 項目 | 従来型ワークテーブル | 低床ワークテーブル |
|---|---|---|
| 作業者のアクセス性 | 手を高く伸ばす必要がある場合がある | 作業高さを低減し、アクセス性を向上 |
| インサートの手作業投入 | 作業性が機械高さの影響を受けやすい | 頻繁な手作業による投入に適している |
| 金型取り付け | 作業高さにより金型交換の負担が大きくなる場合がある | 作業高さが低く、金型交換が容易 |
| 作業者の疲労 | 長時間の腕の伸長により疲労が蓄積しやすい | 作業高さを低減し、疲労を軽減 |
| 金型交換時の安全性 | 高所作業により追加の安全対策が必要となる場合がある | 作業高さを低減し、より安全な金型交換をサポート |
| 自動化設備との連携 | 周辺設備に追加のかさ上げが必要となる場合がある | 搬送高さを低くでき、周辺設備のレイアウトを簡素化 |
| 工場の天井高さ | 機械が高い場合、より大きな設置スペースが必要 | 機械全体の高さを低減可能 |
| 大型金型 | 標準ストロークにより型開き距離が制限される場合がある | 大型金型に合わせて型開きストロークを設定可能 |
選定ガイド
ワークテーブルは低ければよいとは限らない
ワークテーブルが低すぎると、作業者がかえって腰を曲げる動作が増える場合があります。適切な設計には、以下の要素を総合的に考慮する必要があります。
- 金型高さ:金型本体の高さが実際の取り出し位置に直接影響します。
- 作業者の身長と取り出し位置:実際の作業者の条件に基づいて評価する必要があります。
- 安全ドアの高さ:安全規格を満たしながら、作業時の視認性も確保する必要があります。
- メンテナンス性:将来的な保守・点検作業に必要なスペースも事前に考慮する必要があります。
金物及び家庭用品
IMD & IML
自動車用品及びガラスの二次加工品
テーブルをスワイプして詳細を表示します
*仕様は予告なく変更する場合があります。
*ネジとクランプ力はオプションです。